世界で活躍する切り絵アーティスト・柴田あゆみが命や自然、陰と陽を表現する展示会「かみがみの森」

こんにちは☀

以前ラーメン屋に行ったとき隣の席の女子高生二人が私と同じ名前の男性の悪口を言っていて「( ;∀;)」となったシバ氏です!

「あいつはクズ」「〇〇ちゃんあいつと付き合ってるらしいけど絶対別れた方がいいよね」「女好きでキモイ」など、おそらく女性関係がだらしない男なのだと推測し私が申し訳ない気持ちになりました。

けっこう大きな声でボロクソに言いまくっているのが逆にもう気持ちよかったです。

ところでみなさんは「切り絵」はご存じでしょうか?(大体知ってるだろ)

世界で活躍されている切り絵アーティスト・柴田あゆみさんの個展「柴田あゆみ かみがみの森」札幌市民交流プラザ 1・2階で4月27(日)~5月26日(日)まで開催されています。

さっそく行ってきたので写真と感想を記事にしたいと思います♪

目次

かみがみの森

私は展示会によく足を運ぶのですが、テレビでやっていた宣伝を見て「行きてえ!」となり行ってきました。

本当に素晴らしい作品ばかりでした。

切り絵アーティスト・柴田あゆみとは

https://www.kamigamino-mori.com/

神奈川県横浜市出身の切り絵アーティスト。

2007年からニューヨークやパリで活動したのち、2018年からは日本を拠点に活動。

イタリア・ミラノ マルペンサ空港での大型作品の展示や、阪急うめだ本店にて特別展示などを手掛けました。
2020年には4ヶ月にわたる大型展示を富士川・切り絵の森美術館にて開催し、2022年には丸の内KITTEにて世界最大級サイズの総手切り作品「大地のうた」を展示。
同年12月以降から全国を巡り個展を開催。

世界で大活躍されている方なので経歴を事細かく書くとすごい長さになるのでものすごく端的に書きました…笑

展示作品

作品の写真撮影はOKでした!

来場者はみなさん写真を撮りまくっていました笑

載せる写真は、やはり会場が混んでいたのでゆっくり写真を撮れず、ブレてしまっていたり傾いてかっこよく撮れなかったものもあるのでご了承ください。

これから書く作品に対する印象や感想はあくまで私の!!私の!!(念押し)私の感想(3回はしつこいな)なので「こいつわかってねーなー」とか「ちげーよ!柴田さんが伝えたいことはそういうことじゃねえんだよ!」などという罵詈雑言は受け付けません。

1階・SCARTSコート

かみがみの森の入口に佇む「切り絵」という呼吸たち

入口付近に展示していた作品たち。

「ヴワッッッ!!!!細かッッッッ!!!!!!」って感じです。

細かいのに作品には力強さ、生命力がみなぎっています。

私は人間を題材にした作品が好きなのでこの時点で作品に頭をヤラれてしまいました。

「命」という光を迎え入れる自然といぶき

カメラに収まるか収まらないかというくらい巨大な作品。素人のなかでも特に撮影技術がゴミな私なので「写りわりいな」とか思う人は会場に行き生で見てください。

間近で見ると本当に細かすぎてやばいです。このように展示されているのも良いですが、風になびいてもかっこいいだろうなと妄想していました。

いやーしかしお客さんがバッシバシ写真を撮っているのでじっくり見れない💦(私も撮っているうちの一人ですが)

真ん中の円は土星の環にしか見えない🪐

深海のような美しさの渦

続いては藍色が主な作品たち。

網のような模様や渦に巻かれているような模様など、かっこいい作品ばかり。

私は可憐で可愛いものや癒やされるようなものよりかっこいいテイストの作品が好きなので(LINEスタンプは可愛いのしか使わないよ🐼)この辺の展示作品はものすごく好きでした。

暗いのか明るいのか、陰なのか陽なのか、そんなカオスな空間を切り絵でつくり出している作品ばかりですごくよかった🌀

光の「物語」を垣間見る

続いてはビンや箱のなかにおびただしい数の切り絵が入っている作品。

数百枚の切り絵を重ね一つの世界を形成しています。

細かい町並みや「この世にありそうでない、いや、でもあるかも?」と思わせる作品たちです。

1冊の本のようになっているものもあるので、「1冊で完結するひとつの物語」を見事に表現していた📚

何人、何匹、何個、何本、何枚が棲んでいる森なのか

「かみがみの森」の主役といっても過言ではないと思います。

まさに森って感じ。本当大きいし、混んでいたので正面からの全体写真が撮れませんでした。

木があり葉があり動物がいて、照明の色もゆっくり変わったりするので、色んな顔の森が見られます。

会場を貸し切って見たいと思うレベルです笑

2階・SCARTSスタジオ

灯をともしたような光を宿す切り絵たち

このエリアは規制線が張られていて、あまり近くでは見られませんでした😢

私の後ろにいた2人組のうちの1人の方が「もっと近くで見たい…なんか遠すぎるわ」と不満をこぼしていたのが耳に入りました笑

2階の会場に入って目の前にこの作品たちが鎮座していたので、「おおお」となった笑

ずっと見ていられる光と闇。神々しかったなあ。美しい。

プロのカメラマンの方が撮影したらえぐいレベルでかっこよくなりそう。

人間の内の内に秘めるもの

特に「人間」の要素が強い展示スペース。

歯や肺、眼球や心臓など、人間の一部を表現しています👁👄👁

これらも間近で見るとかなり細かく、中に家があったり木が生えていたり…人間の一部のなかにさらに人間の営み、自然の営みが切り絵でえがかれています🌳

この展示会のなかで一番好きなエリアだったかも。

作品の「温度」が読めないそこにたたずむ切り絵の美しさ

「かみがみの森」のフィナーレを飾るのはこの作品。

月夜に降り注ぐ雪にも、白く泡立つ水流のようにも、そこにたたずむ冷たい空気にも見える。

どの角度から見ても素晴らしく、存在という概念の塊のようにも見えました。

私は作品を目に、脳に焼きつけ、帰り道に作品を頭に浮かべ余韻に浸り、頭のなかでまた展示会を楽しむ「一度で二度おいしい」的なことをするのですが、観に行ったのは先週のはずなのにまだ余韻に浸ってこの記事を書いています。

出口付近にはモニターがあり、柴田さんの作品制作をしている姿やインタビュー映像が流れていましたが「紙は陰で紙を切り抜いた部分は陽」というような、柴田さんの切り絵に対する考え方などを語っていました。

男と女、生と死、白と黒、というような表裏一体のものを表現しているアーティストや作品に惹かれる私。

切り絵に対する考え方は切り絵アーティストそれぞれによって違うのでしょうが、柴田さんの切り絵に対する想い、考え方は素敵だなと思いました。

そんな考え方に似た素晴らしい画家が札幌にもいます。以前紹介した画家・本庄セナさんの記事もぜひ読んでみてください🦊

全体の感想

展示会の感想をひとことで言うとすると「呼吸している魂と対面できる展示会」でした。

色をつけ線を引き、なにかを貼ったり印刷したりと、アートで色んな表現方法で使われる「紙」。

そのなかのひとつである「切り絵」というもので陰と陽、命を表現している柴田さんの作品は呼吸をしているようでした。

作品に反射する私の眼はカッと見開き、呼吸を忘れているようでした。

きっと作品の呼吸と私の呼吸がリンクしていたのだと思います。

個人的には2階のスペースが好きでした!本当に楽しかった♪

札幌市民交流プラザ 1・2階で4月27(日)~5月26日(日)まで開催されているので、ぜひ足を運んでみてください(∩´∀`)∩

プレイガイド

アクセス

https://l-tike.com/classic/mevent/?mid=352102

各公共交通機関からのアクセス

柴田あゆみ かみがみの森

開催場所:札幌市民交流プラザ 1・2階 SCARTSコート、SCARTSスタジオ、SCARTSモールA・B

住所:札幌市中央区北1条西1丁目

会期:2024年 4月27(日)~5月26日(日)

開催時間:10時00分~18時00分(入場は17時30分まで)

休館日:5月22日(水)

入場料:一般 1,200円(1,000円) 高校・大学生1,000円(800円) 中学生以下無料

※障がい者手帳、各種ご提示で、本人と同伴者1名まで無料で入場いただけます。

※()内は前売り券の料金です。

専用駐車場:なし(近くの有料駐車場をご利用ください。建物を含む「さっぽろ創世スクエア」の地下に「タイムズステーションさっぽろ創世スクエア」(有料)もございます。)

柴田あゆみ公式ウェブサイト

掲載している画像の一部はかみがみの森特設サイトローチケウェブサイトから引用しています。

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この記事を書いた人

アートと音楽(特にロック)が大好きな人です。NO ART NO LIFEです。
自分のルーツのひとつである「札幌」という街のカルチャーやイベント、
素敵な場所を紹介できたらと思います。

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